―――――― 


「じゃあお前らあとは好きにやっておけ。」


体育の吉田は、
俺達にそう告げると体育館をあとにする。



3時間目の体育の時間、

本当だったら思いっきりサッカーを楽しむはずだったのに・・・。

雨でグランドが使えず、
俺達は体育館に来た。



「ったく俺はサッカーがしたかったのによぉ。」


「ホントだぜ。何が楽しくて卓球なんかやらなきゃいけないんだよ。」



目の前にある卓球台には全く興味を示さず、クラスメイト数人とその場に座り込む。