「お侍さん、こちらでございます。」 行商人の後ろを早歩きでついていくと、 街外れの、 人通りが少ない場所になってきた。 「どこまで行くのだ?」 「あそこの神社でございます。」 行商人が指さす方向に、 少し古びた鳥居が見えた。 このような所に神社が・・・ なるほど、隠れ家にするには丁度良いな。