とにかく、まずは楓を探そ・・・


「お侍さん!奉行所の方どすか?」


近江屋を出て少し歩いたところで、
野次馬にいた1人が声を掛けてきた。



「拙者、見廻組の者だ。」


「見廻組のお方でございましたか!
これは丁度良かったです。」


「どうしたのだ?」