【翌朝 紀州藩 香山 菊次郎】 ******************************************** 目が覚めると、 陽の光が部屋中を照らしていました。 「ふぉぉおおよく寝た。」 布団から体を起こし、 乱れていた着物を整えると、 丁度僕がいる部屋の襖が開けられた。