ぞろぞろと階段を降りていく佐々木さん達を少し後ろで待つ。


2階には俺とお登勢の2人だけになった。



「女将様、助かったぞ。」


「望月様。
龍馬と慎太郎は、
楓ちゃんと共に近江屋へ。」


「うむ。」



お登勢と小声で会話を交わし、
最後に寺田屋を出た。