「土方先生、少し気になる事が・・・。」


「・・ゴホッ!ゴホッ!ゴホッ!」


「!?」
「!?」


沖田さんが手で口を覆うと同時に、
激しく咳き込んだ。


「大丈夫か総司!?」

土方先生が慌てて手ぬぐいを差し出される。


「・・ゴホッ・・すみません・・・
・・少し・・休・・ゴホッ!ゴホッ!」




これ程までに肺の病は進行していたのか・・・。



「岩木、
すまんが総司を部屋まで送っていってくれ。

他の奴らはもう寝ているから、お前の姿が見られる恐れはないだろう。

伊東については、また今度指示を出す。」


「はっ。」



「ごめんね・・正くん。」