「楓。元気そうだな。」


「望月様もお変わりないようで・・。」



「その名で呼ぶのはやめろ。

土佐を出る時、その名は死んだのだ。

今は、風見一徹。
見廻組の風見一徹だ。」



「時には同志を斬ることになる辛いお役目・・・。

さぞ苦しかったことでしょう望月様。」


お蝶・・・楓は涙を流しながら、
再び頭を下げた。