やけに
静かだった。
そっと教室をのぞくと
彼女は1人
机で寝ていた。
僕は彼女を起こさないよう
その寝顔を
そっと見つめた。

どのくらい
時間が経っただろう…
彼女は
むくっと起き上がった。


「やだッッ!!
寝ちゃってた((泣」

僕は思わず笑った。

「おはよ。」
そう僕が言うと、彼女は
「ずっと待っててくれたの?」
と申し訳なさそうに聞く。
僕は
「さっき終わったところだから((笑」
と言って
薄暗い校舎の中、
彼女と手を繋いで歩いた。

彼女は帰り道
「明日は病院行かなきゃいけないから
一緒にかえれない。」
ッて言ってた。