「え、いや……ど、どういうこと……?」


「手、繋ぎたい……」


「……!?」


ふわふわと舞う雪が私に、昴君に、ゆっくり積もっていく。


世界に二人だけのような気持ちにさせてくる。




『手を繋ぎたい』なんて……言ったことないんだから。