午前5時私の空っぽの頭の中にまで目覚ましが鳴り響く。急いで止めて目を開けようとしたその時
-んっ?んん?
目が開かないのだ。擦ってやっと開いたときに私ははじめて泣いていたのに気がついた。しかも枕のカバーが絞れるぐらいに。
「なんでだろ。」
なんだかんだと考えているうちに母に呼ばれた。
「めずらしいわね。今日はまだ寝てるのね。」
母は心配そうな顔をしながら言った。
「ほんとだ!!もうこんな時間だ。やばっ」
いろいろ考えているうちにもう時間は30分ほど過ぎていたらしい。
私は急いで布団からでて洗面台に直行した。鏡を見ると目が若干腫れている。
-あの涙はなんだったんだろ。昨日の夢って...。
うーん。思い出せない。