もちろん家に帰ってきてからも、ご飯食べて、お風呂入って、『レポートあるから』なんてすぐ部屋に行っちゃうし、
構って欲しくて部屋まで行っても、
真面目な瀬那の横顔にチューの1つもおねだりできず、結局 1人ドボドボ家路に着く毎日。
ご飯は作りに通ってるけど、もちろん一緒に住んでるわけじゃないし。
瀬那ファミリーはもう一緒に住んだらいいのにって言ってくれているけれど、さすがにまだ結婚したわけじゃないのに……って思うと、
素直に甘えられない私がいる。
多分、瀬那も私がいると勉強に集中出来ないだろうし。今はやっぱり、寂しいって気持ちも確かにあるけど、頑張る瀬那を支えたい!って気持ちが強いから。
それに……。
───『今度の日曜日はゆっくり出来そうだから』
瀬那だってちゃんと、私のこと考えてくれてるって思える瞬間があるから。
森坂佑麻、全然 頑張れまっす!!!!
茉央ちゃんには『犬みたい』なんて毒吐かれるけど、私にとって瀬那が主人なのは事実だし。瀬那に忠実な犬って言われるなら……うん、それもあり!