どうしたんだろ...


「それ何してんの」


私が開いていた雑誌を指さして言った。

私が開いているページには『ドキドキ!好きなあの子にバレンタインチョコを渡そう!』っていうこの時期ピッタリな企画が書いてあるページだった。


「いや~..あはは」


必死にごまかす。


「こっこれはその、あれだよ友チョコ作るのにちょうどいいのないかな~なんて...」


だめだ、語尾が小さくなる。
私の悪い癖だ。