それから他愛ない話をして食事開始から15分くらい経ったとき。
玄関の方から物音がした。
泥棒!?
こんな裕福な家なら泥棒に入ってこられてもおかしくない。
でもビックリしてるのは私だけで、大人二人は平然としてる。
そうこうしてるうちにリビングのドアが開いた。
殺される─!?
そう思いながら恐る恐る入ってきた人物を見上げる。
……どこかで見たことあるような顔。
「どこのブスだよお前」
この声、どこかで聞いたことある。
「御堂……御堂翼!?」
え、何で!?
いつから泥棒になったの!?
えぇ!?
速報だよ速報!!