「結菜!」



後ろからいきなりギュッと抱きしめられた。


顔は見えないけど、この柔らかくて優しい匂いと、この温かさ、



「真司?」



「おはよー!」



「おはよう」


挨拶を交わすとそっと私から離れた。



真司の方に私も向き直したら、ぼーっとロボットのように無で私を見る。


すると、さらに後悔度が増す。


お母さんに言われたみたいに張り切りすぎたのかな!?



「あの・・・へ、変・・・ですか?」



「・・・可愛い///。可愛すぎてやばいよ。理性が保てなくなる。」



「理性がどうとか・・・言ってる意味がわからないんだけど・・・」



「とりあえず可愛い!!普段も可愛いけど、さらに可愛さ増すね〜///」




また私に抱きついてくる。


どれだけギュッと抱きしめられたら済むのかなぁ、真司は。


人前でそれをされると、目線が痛くて痛くて・・・