はじめまして。
双海リリカと申します。
大卒23才社会人1年目、
名古屋の商社で働いています。
九州に婚約者がいながら不倫をしています。
相手は社内の既婚者の先輩31才です。
いけない恋愛だと分かりながらしています。
なので、奥さんがかわいそうとか
不倫は人を不幸にしかしないなんて
分かりきったことを言う人は、申し訳無いのですが
ここで退出して頂きたいです。
ごめんなさい。
その代わり、事実を書きます。
綺麗事なんて書きません。
いい事も悪い事も書くつもりでいます。
それと、不倫を肯定するつもりもありません。
現在進行形で書きますので、
進捗あまり無いとは思いますが
お付き合いくださる方はよろしくおねがいします。
4月に入社して、2ヶ月遠方で研修があったのち
名古屋に配属になりました。
名古屋出身やから名古屋に希望をだしていて、名古屋希望やった同期ふたりもめでたく名古屋配属に。
最初は倉庫ばかりでしたが、次第に営業のお手伝いをするようになり
8月にはもう、ひとりで商談に行かされるようになりました
上司の担当法人から小さめの所を二法人分けてもらって、担当することに。
ちなみに上司の担当は、名古屋の人なら誰もが知っている大手ショッピングモールのグループ。
わたしの担当は、名古屋ではまあまあ有名な家具屋さんグループと、家具屋さんがもう1法人。
ほんまは1年目のやる仕事では無いけれど、上司はあまり要領が良いタイプじゃなく、手が回らないからわたしがやるという感じ。
右も左もわからん中で、上司もわたしにものを教える余裕なんてなく、毎日が戦いでした。
同期はまだまだ事務処理とかで楽そうやのに、わたしだけ残業とかで不満。
上司はあまり話も上手くなく、指示も比較的下手で意思疎通も難しい毎日。
先輩もみんな営業やから、あまり事務所には居なくて、他の人とのコミュニケーションもあまりない日々が続いてました。
そんな中でも、時折声をかけてくれはる人はおって、
先輩が煙草吸いに来た時にたまたまわたしも休憩してると少し喋ったり。
わたし自身は喫煙者じゃないので、タイミング合わへんときも多いけど、とにかく誰かと話したい日には喫煙所で休憩したり…
そんな風な感じで、あまり機会がない中少しずつ先輩たちと仲良くなっていきました
そうやって仲良くなっていった人の中に、わたしの好きな人、戸波さんがいました。
戸波さんが既婚者やということは最初から知っていて。
6月のわたしたち新入社員の歓迎会で、話しかけてくれたときにいい人やなあと思ったけど
その手に指輪をみたこと、そして新婚さんなんだよ、と他の人に紹介されよったことで、最初のうちはなんとも思ってませんでした
ほんまに最初はそうでした。
営業にはふたつグループがあって、戸波さんを初めとした男の人が多いグループ、
わたしたち新入社員の女子と女の先輩ひとりを含めたグループのふたつがあります
ふたつのグループの席配置はちょっと離れているので、(戸波さんを含めた)若い男の先輩とはあまり話す機会が無いのです
しかし、話し声は聞こえてくるし、
離れてると言っても仕事ぶりや性格
部下への対応の仕方くらいは見とってよくわかります
いろんな折に戸波さんは仕事ができる人だと知り、
奥様を大切にされている話をきき、
部下への対応も指示が的確で沢山色んな知識を与えているのを見ました
その上、社内の事情もよく分かっていて人付き合いも上手い。
素敵な人なんやと思うのに時間はかかりませんでした。
秋になる頃には、社内で一番素敵な先輩、くらいに思っていました
恋心などではなく、単純に、素敵だなと。
わたしには婚約者もおって、ましてや戸波さんがわたしに振り向くだなんて思いもしなかったから。
ここで少し、わたしの婚約者の話をします。
婚約者は転勤で九州で仕事をしていて、大企業の研究職、大卒26才です。
とても高給取りらしく、名古屋でわたしが暮らしていくために仕送りをしてくれているほど。
ただし、付き合っていなくて、婚約と契約書だけを交わしています。
契約上は、2019年の11月に結婚する約束。
彼とはもう6年くらいの付き合いになるので、結婚するまではお互い束縛しないで自由にやっていこうという方針。
わたしも彼にセフレや彼女作りを許すし、向こうもそう。その上で、本気で結婚までしたいと思ってしまう人がおったら諦める。
そういう価値観でわたしと婚約者は繋がっている。
わたしの結婚相手としては彼しか居ないと思っているし、
彼と結婚するのが一番良いと思っているし、彼としか一緒には暮らせないと思っています。
なぜならわたしが潔癖で、そのくせ怠惰で、子供も産めない身体やから。
そこの問題を理解してくれた上で、まるで馬鹿な男みたいな価値観まで共有してくれる人は他におらんなと思う。
彼と結婚するのは絶対で、今のところおそらく、彼にとってもそれは同じ。
婚約者の存在は職場には隠しています。
付き合ってはいないし、婚約自体
あまり確固としたものじゃないのを知っているから。
ただ、それでもお互いがお互いを将来的に
生活のパートナーとして考えている以上
変に掻き乱して問題を起こしたくない。
あまり理解は得られないかもやけど、
わたしにはわたしなりのやり方で彼を大事に思ってる。
こういうやり方やから、お互いいい人がいたら
この人ちょっとええねん、て話はする。
暗黙の了解で、具体的な話はしないけど
火遊びくらいなら、全然目くじらたてない。
…そろそろ話を戻しますね。
戸波さんと初めてちゃんとおしゃべりしたのは、
ある日の残業のとき。
担当法人によって関わるメーカーさんが違うから、
人によって知っているメーカーさんにバラつきがある。
社内にいて、誰かきてもわからん人も多い。
これから関わるメーカーさんもいるかもしらんから、もっと顔見知りさんを増やしたい。
そんな話を戸波さんにした。
戸波さんはちょっとだけ考えて、
ほんなら、俺がおる時は率先していろんな人紹介したるわ、って言ってくれた。
本来ならば、メーカーさんへの紹介は
わたしの上司がするのが筋。
グループもちゃうような戸波さんがわたしを紹介するのは、本当はあまりないこと。
ただ、わたしの上司はあまり気が利かない人で、
関わりがあるメーカーさんさえも最初から
全く紹介してくれへんような人。
やから、たぶんそう言ってくれた。
その後少しだけ世間話をして、仕事に戻った。
世間話といっても、取り扱い商品に対する知識とか、そういう話。
上司が教えてくれないことを、沢山教えてもらえる。
そんな高揚感と、戸波さんと話せた嬉しさでちょっと舞い上がったのをおぼえてる。