また4人で遊ぼうと話して別れた。


そんな日は、もうこないだろうと思った。


足取り重く、家までの道を歩く。



早く、家に帰りたい。

帰って、ベッドで寝て、また明日は元気に学校へ行って、玲奈ちゃんと話して、笑って、…。


そんなことを思いながら、家までの道を歩いていた。


「ねぇ。」

「…。」

「ちょっと!あんたよ、止まって。」

「え、」


いきなり怒鳴るように言われて驚いた。


「…な、んですか?」

「あんた、最近藤真に付きまとってんでしょ。」

「え?」

「え?じゃないわよ、バカにしてんの?」

「…、」

「ちょっと来て。」

「…え、」


言いながら、あたしの腕を引きずるように歩き出す。


「…あ、あの、」


ひどく、小声だったと思う。

言い知れぬ恐怖があたしを襲う。