「おじゃま、します。」
「…ん。」
彼のお母さんと話しながら冷やした頬は、少し腫れも痛みも引いた。
おやすみなさいを言って藤真君の部屋に向かったあたしは、深呼吸して開いていた部屋のドアから声をかけた。
短い返事で入室許可をもらい、一歩足を入れた。
…うわぁ、ここが藤真君の部屋なんだ。
白い壁の部屋はかなり広く感じるし、実際大きなお家だけあって、ひと部屋ごとが広い。
床は黒色で、壁の一面だけはグレーで、その壁に彼の好きらしいアーティストのCDがオシャレに飾られている。
あとは、ベッドに机にローテーブルにローソファ。
ダークブラウンで統一されたシンプルな部屋。
「…なにしてんの?」
「…え、あ、…うん。おじゃま、します。」
「…それ、さっきも聞いたけど。」
「…だね。」
彼のベッドの横に敷かれたお布団が目に入って、
妙に落ち着かない。
てか、今さらだけど、
ほんと、今さらだけど、
何やってんだろ、あたし。
「…ん。」
彼のお母さんと話しながら冷やした頬は、少し腫れも痛みも引いた。
おやすみなさいを言って藤真君の部屋に向かったあたしは、深呼吸して開いていた部屋のドアから声をかけた。
短い返事で入室許可をもらい、一歩足を入れた。
…うわぁ、ここが藤真君の部屋なんだ。
白い壁の部屋はかなり広く感じるし、実際大きなお家だけあって、ひと部屋ごとが広い。
床は黒色で、壁の一面だけはグレーで、その壁に彼の好きらしいアーティストのCDがオシャレに飾られている。
あとは、ベッドに机にローテーブルにローソファ。
ダークブラウンで統一されたシンプルな部屋。
「…なにしてんの?」
「…え、あ、…うん。おじゃま、します。」
「…それ、さっきも聞いたけど。」
「…だね。」
彼のベッドの横に敷かれたお布団が目に入って、
妙に落ち着かない。
てか、今さらだけど、
ほんと、今さらだけど、
何やってんだろ、あたし。