「それにしても、あの男の娘さんだとは思えないわね。
すっごく良い子じゃない」

「先生、凛ちゃんはとっても良い子なんですよ。
それに、繊細で優しいんです」

「ええ、そのようね」

2人は優しい瞳で凛を見つめている。

凛は一人じゃないよ……?
大丈夫だからね。

眠る凛の頭を撫でて、俺は2人と暫く会話をしていた。