すると、一気にわたしの方に部内のみんなの視線が集まる。

え、?
瞬弥、わたしのこと気づいてる?

「えっと、そうですね。

高校の同級生です。」

とわたしは誤解を招くことは言わないように当たり障りのないことを伝える。

「そうなのか〜
それじゃあ、山口が色々教えてあげたら?」

か、課長…、瞬弥とは関わり持ちたくないのに…

と思い答えをはぐらかそうとする。

「そうしてあげた方が、三浦さんも気が楽になると思いまーす。」
と百合ちゃんが手を挙げて発言。

そして、私に頑張れと言いたげな視線を向けた。