バタバタと音を立てながら、れおが来た。
れ「きこ。大丈夫?」
そう言って背中を撫でてくれている。
「もう、大丈夫。」
ここ数日、つわりが酷い。
母「きこ?体調悪いなら、無理しちゃダメだよ。」
「うん。大丈夫。」
リビングに戻って、横になっていた。
りゅうとみうはお兄ちゃんと散歩に行ったらしい。
れ「きこ。今言った方がいいんじゃない?」
「うん。お母さん、お父さん、りりちゃん。ちょっといいかな?」
り「どうしたの?」
「えっと、赤ちゃんが出来ました。」
母「やっぱり。」
父「ほんとか!?」
り「良かったね。」
「まだ8週目で安定期じゃないけど。」
母「そう。45で3人のばぁばか。」
「そっか。お母さん、ばぁばなんだ。」
お父さんとお母さんには報告をしたから、あとはれおの両親に報告か。
安定期に入ってから、報告をしたらすっごく喜んでくれた。
今は、産休に入っていていつ産まれてもおかしくない状態。
れ「ただいまー」
「おかえりー」
れ「お風呂入れてくる。」
「うん。ありがとう。」
ご飯を食べて、お風呂に入ってゆっくりしていた。
お腹が張っている。
ズキンズキン
「っ。」
れ「きこ?」
「陣痛始まったかも。」
今日1日、ずっと張っていて少し痛かった。
れ「えっ。病院いく?」
「まだ大丈夫。」
アプリで何分間隔か測っていた。
れ「一様、病院に連絡するよ?」
「うん。」
電話をしてくれているあいだに入院セットを準備した。
「なんて?」
れ「5分間隔ぐらいになったら来てって。」
「もう、5分間隔じゃない?」
れ「ほんとだ。車出してくる。」
れおの車で病院に向かった。
数時間後、
赤ちゃんが、産まれた。
入院生活も終わって、帰ってきた。
「なにこれ。」
れ「えっ。だめだった?」
「全然!ありがとう!」
部屋は綺麗に片付いていて、ベビーベッドとかも可愛くなっていた。
3年が経って、私は仕事に復帰した。
「るか!くつ履いて。パパ!行こ!」
れ「ん。先行って車出してくる。」
「あ、じゃあこれも。」
れ「布団?」
「そう。るかのお昼寝用の布団。」
れ「わかった。」
今からるかを保育園に連れて行って、出勤する。
家の鍵を閉めて 、アパートの階段を降りていた。
る「ママ。だっこ。」
「パパ待ってるよ?」
る「だっこ!」
るかをだっこして、車に乗って保育園に向かった。
れ「着いたぞ。」
「るか。行くよ。」
るかを保育園に預けて、車に戻った。