本番。

お殿様「ついにこの日が来たか、、飯も緊張で喉を通らぬわ、、爺」

爺「は。」

お殿様「何故怪我をしておる。」

爺「聞かんで下さい。」

お殿様「尋常じゃない怪我じゃん。」

爺「夫婦喧嘩の賜物です。」

お殿様「奥さん、怪物?」

爺「来ましたぞ。」

襖が開いた。

権左と、光琳は、屏風を運んできた。

白い布が掛けられている。

趣向を凝らしている、という訳だ。