光琳「かしこまりました。(かしこまらなきゃ、首を切られる。今度の殿は、たいそう気が短いと来たもんだ)」

お殿様「下がって良いぞ」

光琳「ひとつ、お聞きしてもよろしいか?」

爺や「おい、殿の御前であるぞ。失敬な。」

光琳「はい?」

爺や「敬語を使わんか。それとも、使い方が分からんかな?」

光琳「いーから、じじぃは、黙っときゃがれ」

爺や「なんじゃと~。」

光琳「老害め。」

爺や「職人風情が、いきりおってからに。」