みよちゃん「斎藤くん、今日はプレゼントがあるんだよー」

斎藤「うわー、なんだろなー、チョコかなー」

みよちゃん「しけた。」

斎藤「え、何が」

みよちゃん「何で言うん。興醒めやわ。」

斎藤「いやだって、今日は、バレンタインデーだからさ。」

みよちゃん「バレンタインやからって、当てていいん?興醒めやわ。」

斎藤「ごめん。みよちゃん。悪かったよ。」

みよちゃん「ほんまに思ってるん。」

斎藤「思ってるさ。チョコくれよ。」

みよちゃん「その態度がさぁ!」

斎藤「悪かったよ。これ。この通りさ。」

みよちゃん「のけぞってんじゃねぇか。」

斎藤「体固いだろー。俺。」

みよちゃん「興味ねぇわ。斎藤くんに、あげるの、やーめた。」

斎藤「おい、なんだよ!」

みよちゃん「ここのイケメン店長にあげよう。」

斎藤「イケメン店長は、やめとけ!」

みよちゃん「は。なんで。何を止めるん。」

斎藤「僕はね、みよちゃんの涙とかずぇんずぇん、見たかぁないんだよ。」

みよちゃん「うっさボケ。心は号泣しとんねん。」

斎藤「マジで。心は涙でメイクがボロボロ落ちて、魔女みたいになってる?」

みよちゃん「てんめぇ、こらあ!」