「凛さん!」

「まぁまぁ、可児君。うちは、個性を尊重するチームだから。」

「・・・凛さんがそう言うなら・・・」

「だからリンリン大好きー!!」

「うははは!凛は情で訴えるのに弱いのぉ~」

「そこがぼっしーの良いところじゃないか?」



和気あいあいと話すヤマトとつなぐ。

ヤマトはいつものカチューシャとサングラスで、ロングの特攻服を着ていた。

ただ問題なのが・・・



「まぶしい靴ですね、ヤマト・・・」

「うはははは!ええやろう!?ゴールドやから目立つやろう!?」



どこで買ったのかと思うような靴。



「Tシャツも、目がチカチカしますね・・・」

「せやろ!?ゴールドとブラックパールのラメのしまもようがイカす野郎!?阪神ファンは、やっぱりしまもようや!そんで、真ん中にはタイガーやで!!」



得意げに自分の胸を指さすヤマト。

そこには、リアルな虎と共に英語文字で『I LOVE OSAKA』とプリントされていた。

ちなみに、英語文字はレインボーカラーだった。



「うははは!このシャツも靴も、あわせて1000円以下で買えたねん!お買い得やろう!?」

「スゴイデスネ。」



〔★ヤマトの自慢、凛は棒読みで答えた★〕



「みんな、見栄えばかり優先してだめだな。」

「つなぐ。」



そう語るつなぐは、首にスカーフをまき、ショートの特攻服を着ていたが・・・。



「好きなの?『ウイッシュ!』の人がつけてる手袋?」

「DAIGOの手袋じゃないですよ!手甲です!隠し武器もできます!」

「隠してるの!?」

「ふふふ!足元も、はきなれた忍者足袋にしてみました。暴走族共が似たようなのを履いてるおかげで、擬態しやすいですよ・・・!」

「忍者活動はしなくていいんだよ!?」

「安心してください、ぼっしー。僕はいつでも戦えるように全身に隠し武器を仕込んでますから。」

「安心できませんよ!?」




〔★不安要素が増えた★〕