「伊織、さすがにそれはやめようぜ。」

「烈司!」



見かねたらしい、ヘビースモーカーから助け舟が入る。



「相手が半グレ共なら、セクハラ上等だぜ?スカートに手を突っ込みそうだから、ミニズボンで妥協しないか?」

「ふむ・・・それもそうだな。モニカ、股間が不自然にならないミニズボンを。」

「OK!」

「って、ミニには変わりねぇのかよ!?」

「まぁまぁ、良い尻をしてるんだから、それを使って悩殺してくれよ、ミクちゃん。」

「誰がミクちゃんだ、烈司!?」



(どうやら、ミニズボンで落ち着いたみたいね・・・)



瑞希お兄ちゃんのきれいな足を鑑賞できるチャンスは残ったわ。



「設定が決まったなら、後は女らしい振る舞いを練習しましょう!あたしも協力するから!」

「そうだな。言葉遣いだけでは不十分だ。」

「くっそー!やればいいんだろ、やれば!?」

「わははは!バラさんがのろまなおかげで、良いもん見れるぜ~!」

「でもでも~なんでバラさん、MESSIAHをパクらないのかしらぁ?あのおじさんなら強引に捕まえそうなんだけどー?」

「大方、客に問題があるんだろう。その辺りも調べておく。」

「頼むぜ、伊織。MESSIAHがどこで商売してるかも忘れないでくれ。」

「わかった。」

「烈司とモニカは、伊織のサポートしてくれ。俺は聞き込みも兼ねて囮を行う。皇助はDSしながら俺の指示待ちだ。」

「了解。」

「オッケー♪」

「わはははは!任せろ!」



(え!?それでいいの!?)



百鬼だけ遊んでませんか!?

何で誰もツッコまないの!?



〔★それで良いらしい★〕