つなぐの名前を出した途端、ちーちゃんは荒れ始める。
「やだやだ!リンリンと2人っきりが良い!」
「駄々をこねないでください!」
拒否するちーちゃんを私は説得する。
「つなぐは、忍術の心得があり、調査する力にたけてるじゃないですか?」
「あいつ、リンリンに媚びてるじゃん?新入りのくせに、馴れ馴れしすぎ!」
「同じ遊撃隊同士、仲良くしてください。」
「でもー!」
「MESSIAHを闇に葬るには、つなぐの力が必要ですよ。」
「リンリンは、そういうセリフ言っちゃダメー!」
「闇に葬る。」
「だから、言っちゃダメ系!!」
「じゃあ、同意してください。じゃないと、言い続けます。」
「むぅ~わかったよぉ・・・!」
〔★凛は取引に成功した★〕
「では、決定ですね?さっそく、つなぐに電話します。」
「あ!?ちょっと待って!」
コールしようとしたら、携帯を持つ手ごとつかんで止めるちーちゃん。
「なんですか?同意してくれましたよね?」
「したよ!賛成したけど、リンリンから電話するって、ズルくねぇ!?」
「え?」
「俺、リンリンからの初TELもらったことない系!今まで、リンリンから電話した龍星軍メンバーはいるの!?」
「え?多分、いないと・・・」
(いや、ヤマトにはかけたかな?)
そう答える前に、真面目な顔でちーちゃんは言った。
「だったら、俺が誘う!あいつに初めてを渡さない!てことで、リンリンはかけないで、待ってて的な!」
「え・・・?」
(私から電話しちゃダメってことなの・・・?)
〔★凛は電話を禁止された★〕