私は今から自殺する。
なんでかって?
それは「いじめ」にあっていて苦しくて苦しくてたまらないから。
分かってる。こんなことで死ぬなんていけないことだと分かってるけどもう限界なの...
毎日、毎日地獄のような生活はもうやだ。
「青花〜、早く寝なさいよ」
お母さんの声が聞こえる。
ごめんね。お母さん。最後に嘘つかせてね。
「はーい」
私は最後になる返事をした。
私は机に向かい遺書を書き始めた。
『お母さん、お父さん、青麗へ
ごめんなさい。死んじゃって。でもね、理由があるんだ。
私さいじめられてたんだ。
すごくすごく辛かった。ずっとくらいトンネルの中に居るみたいだった。
遊、茉知花、優里、瞳にいじめられたの。詳しくはさ日記に書いてあるから呼んでよ。本棚にある鍵付きの日記。キーは私の誕生日だからさ。
だからごめんね。大好きだったよ』
私はそれだけ書いた。
これ以上書く必要なんてない。
私は部屋の窓を開けると冷たい風が頬を撫でた。
「はぁーさむっ」
そう呟きながら私はベランダの塀に立ち物干し竿を握った。
不思議と恐怖はない。
そんなことよりもいじめに開放される嬉しさや喜びがあった。
われながらすごいと関心を持ちそうになる。
私は最後の景色を眺めてから手を離した。
私の体は風になびかれ真っ逆さまに落ちていく。
地面に落ちた瞬間に痛みはなく、落ちた瞬間私の意識は途切れた。