1度、離れる。
「…」
「…」
私はゆっくりと目を開ける。
夏目さんの顔はまだ近くにあった。
恥ずかしくなって目を逸らすと、すぐにまた夏目さんが私の唇を奪う。
「んっ…」
思わず声が出てしまった。
恥ずかしいっ…////
さっきよりも濃いキス。
濃い…?濃密?
なんて言うんだろう…
触れるだけというよりかは、知ろうとしてるような…。
どのくらいしてたんだろう?
分からないけれど、けっこう長かった気がする…。
夏目さんが離れていって、
「い…いこっか」
と言って車を発進させた。
どうしたらいいのこれから。
恥ずかしさで夏目さんの顔が見れない。