車を走らせること20分。
ついた場所はお寿司屋さん。
…めっちゃ高そう…。
「あ、あの、夏目さん…?」
「ん?嫌だった?ここ」
「い、いえ!全然…むしろ、私なんかがここに入ってしまっていいのだろうかと思うほどです」
「私なんか、っていうのはやめよう?亜子は素敵な女性なんだし」
入るよ、と言って私の手を握ってお店へ入る。
さらっと照れるような言葉を言わないで。
私、きっと今顔すごく赤い…。
「らっしゃい」
カウンター席しかないお寿司屋さん。
絶対高いじゃん。
あ、でも本日のランチ寿司っていうのがある!
しかも手まり寿司だ!
可愛い…。