部屋に戻り、麗奈にご飯をどうするか聞く。

「あー、んとね、私迎え頼んでるから、大丈夫かな。ごめんね。亜子ママのご飯美味しいから食べたかった」

残念そうに俯く。
そんな表情もとても絵になります、麗奈様。

「そっか。執事さんとご飯とか食べないの?」

さっきまでいっぱいやられたから今度から私がゴリゴリ押すよ!

「執事と私は一緒に食べちゃいけないのよ。」

…お嬢様って大変ね。

「まあでも、外出ちゃえば分かんないから、今日はランチでも誘ってみようかしら…」

大胆!

「亜子も夏目さんとランチ行ってきたら?」

そう言われてから携帯が鳴った。