「まあ私もすぐにきっと恋人同士になるわ。キスしたし」

はっ?!
「き、きききキスって、何言ってるの!まだ、だってそういう関係にはなってないんじゃないの?」

「命令すれば」

にっこりと美人スマイルをしてくる。

いやいや、そういうこと?!

「そ、それで、なんで恋人同士に…。まさか麗奈、私の彼氏になりなさい!なんて言う気じゃないでしょうね?」

「まさか。言えたらいいけど、私は、向こうから告白させるの。私からなんて言わないわ」

何そのセリフ。
向こうから告白させるの。とか、自分に自信ある人じゃないと無理だよね。

私には、できないなぁ…。

麗奈のコーヒーがなくなっていたため、私は1度おかわりを取りに行った。

「ねえ亜子、麗奈ちゃん、お昼ご飯はうちで食べていくかしら?」

「あー、そうだよねもうそろそんな時間だよね。聞いとくよ」

食べるならお母さん張り切っちゃうわ、なんて嬉しそうに腕まくりしていた。