ケーキを1口食べて、コーヒーを飲む。
話をはぐらかすために必死に話題を探す。

「このケーキ美味しいねっ!ありがとう」

「そうでしょう?うちの専属パティシエに作らせたからね。」

…まじですか…。
さすがお嬢様…。

「で?」

また戻ってきちゃった…

「いやいや!私は麗奈のほうが聞きたいよ!誰よ好きな人!」

そう言った時に、携帯が鳴った。

『麗奈ちゃんに報告?俺の女になったって?』

メッセージを見て何故かわからないがニヤけが止まらなくなった。
多分、恥ずかしさで。

「あらあら?夏目さんかしら?」

ニヤニヤしながらコーヒーを飲む麗奈。
私はそこから逃げたくなった。

『そこまでは言ってないです!』

そう送って、私は麗奈に質問攻め。