次の日
携帯のアラームが鳴る。
眠たい目を擦りながらアラームを消し、そのまま携帯をいじる。
メッセージがきていた。
『おはよ。昨日はありがとな。今日は何すんの?亜子』
夏目さんからだった。
昨日の家の前での出来事を思い出して、一気に体温が上がる。
私、家の前でなんてことしてるんだろ…////
『おはようございます。今日は麗奈と予定があります』
それだけ送り、ベッドから出て私服に着替える。
麗奈と予定、というか…
報告会…?
ピンポーン
インターホンが鳴り、母が対応。
多分、麗奈だろう。
「あらぁ麗奈ちゃん。今日も綺麗ねぇ。さぁ上がって、多分今さっき亜子も起きたと思うから」
玄関で話している会話が聞こえる。
なんで私が起きたばっかりなの知ってるんだろ。
「いつもありがとうございます、おばさま。これ、いつもお世話になってますので、お口に合えばよろしいのですが…」
「そんな、気使わないで。あとでお部屋に持っていくわ」
私はさすがに部屋を出て麗奈のところへ行く。