「あ、そういえばさ、こないだあげた箱、開けた?」

クスクスとまだ笑いながら、落ち着くためなのかコーヒーを飲みながら聞いてきた。


…やばい。
すっかり忘れてたっ…!!

私は慌ててカバンの中を見る。
こないだ貰ってから、学校で麗奈に報告して、ドキドキしながら開けようと思ったのだ。

カバンから出して私は謝った。

「ご、ごめんなさい、まだ開けてなくて…」

「あぁ、まあでも、今開けてもらった方がいいかもしれないね。あと、もうひとつね」