私は落ち着くためにカフェモカを飲む。

その間、ずっとくすくすと笑う夏目さん。
私、なんか変なこと言ったかな。

「かわいいね、亜子ちゃん。…あ、亜子って呼んでもいいかな?」

ちゃん付けじゃなく、そのままで名前を呼ばれたために、ドキドキがすごくなった。

「だだだだだ大丈夫です、よ、喜びます!」

「喜びます、って。他人事??」

クスクスと笑う夏目さん。

私はもっと恥ずかしくなった。