「ぅ…ピンクの、フリルついたやつ…」

「T?」

「ばかっ!普通のよ!」

私はさすがに麗奈の肩を叩いた。
そんな破廉恥な下着履くわけないでしょうっ!

私はこんな話は早くに切り上げたくて口にどんどんとおかずとご飯を交互に詰めて咀嚼していく。

「いやぁ、でもピンクのフリルかぁ。いいね、純粋な亜子のイメージぴったり。めちゃめちゃにしたくなる」

むはーっと麗奈は興奮している。
たまに、麗奈はおっさんぽいときがある。
今とかね。

「うん、そのまま行けばいいと思う。ホテルのゴムは使っちゃだめだからね!」

めちゃくちゃぶっ飛んだことを言いながら私に渡してきたものは四角い黒とピンクの袋。
丸いものが入っているのか、形が出ている。

「はにほれ(なにこれ)」

私は口にご飯が入っているため首を傾げながら聞いた。

でも今の状況で聞くべきではなかったと後から後悔。

「ゴム」