「す、すみません!申し遅れました、私、夏目 悠斗と申します。仕事は、父が会社を立ち上げておりまして、私は父から会社を継がせて頂こうと思っております」
…え?
「ちょ、ちょちょちょちょっと待って!夏目さん、お父様が会社立ち上げてる、ってことは、え?夏目さんのお父さんって、社長さんなの?」
「亜子、みっともないぞ。少し落ち着きなさい」
お、怒られた。
でも、私は脳内でパニックが収まらない。
どういうこと?
え、でもそういうことだよね?
「ということは、君は夏目財閥の跡取りということだな?わたしもよく夏目財閥の噂は聞くよ。とてもいい会社だと」
「そのように言っていただけるなんて、光栄です」
お父さん知ってるの?!
私聞いたことないよ!!