…ん?
胸のあたりに、違和感…?

もぞもぞとなにか動いて…


「…!!!」

夏目さんの手だ。
え、え?!
私、胸触られてる?

ど、どうしよう…
ていうかこんなところで?
玄関だよー、夏目さんっ!

「ちょ…夏目さん…っ」

私が必死に名前を呼ぶと、ハッとしたように夏目さんが離れた。


「っ…ごめん。」

顔が赤くなってる。
でも見られたくないのか、顔を片手で抑えていた。