「れ、麗奈…」

着替え終わった私はカーテンを開けて麗奈を見る。

カシャッ

「え、え?なんでさっきから写真撮ってるの?」

「ん?夏目さんに送るのよ」

「はっ?!」

私は恥ずかしくなって試着室に逃げる。
試着室のカーテンを閉めて顔だけ出して麗奈を睨む。

「麗奈…もしかして今送ってる?」

「うん」

「こらぁ!」

試着室から出て麗奈を追いかけていると、私の携帯が鳴った。

携帯を見ると、夏目さんからの着信だった。