私が意を決して言ったのが分かったのか、麗奈は少し沈黙し、その後すぐに自信ありげに笑った。

「よっし!この麗奈様に任せなさい!亜子のことはよく分かってるわ。この学校で1番可愛くしてあげる!」

そう言って、麗奈は携帯を取り出し、どこかに電話をかけ始めた。

「あ、もしもし?私だけど…今日17時くらいからみんなに集まるように言ってくれるかしら?極上に綺麗に可愛くしてほしい子がいるのよ。お願いね」

そう言って、麗奈は電話を切った。

「うちの美容系の人間すべて集めておくから、学校終わったらうちに一緒に帰るわよ。」

れ、麗奈ってすごく頼りになるんだけど、規模がすごいんだよなぁ…。
まあお嬢様だから仕方ない…のかなぁ?

やりすぎ感がすごいのだけど。

「あ、ありがとう…?」

私はお礼を言って、昼休みも終わる頃だから麗奈と一緒に教室へ戻った。