「亜子のキャラがすごく人気でね。…で、昨日あのあとどうしたのよ」

私は昨日あったことを詳しくは言わないが、一応ランチに行ってそこからオシャレなカフェでのんびりとした、ということをいった。

「オシャレなカフェねぇ…。ふむふむ。」

多分、小説のネタにするのだろう。
まったく…。

「で?キスしたんでしょ?」

ずいっと顔を近づけて私に言ってきた。

「へっ?!////」

キスしたんでしょ?という麗奈の言葉で、昨日の車の中での濃密なキスを思い出してしまった。

…はずかしい…////

顔が赤くなっていたのか、麗奈が勘づいてしまった。

「ふーん。赤らめちゃうくらいにいいキスしたんだねぇ?濃密なやつかなー?」

なんでこんなにも分かるんだろうか。
見られてたんじゃないの?ってくらい。