「おまえはきづいてないかもしれないけど
おまえモテるんだよ。
うちの部活の中にも、
俺のクラスとか
他のクラスもだけど…
あと後輩も!!
おまえのこと好きな奴ら
たくさんいるんだよ。
みんな
おまえにめっちゃ
アタックしてるのに…
おまえ
ぜんぜんきづかないし。」

青木は何をこんな
一生懸命話しているのだろぅ?
確かに
そんなのぜんぜん気付かなかったけど…
もしそうだとしても
私は青木が好きなのに。
私は青木に抱き締められたまま
うつむいた。


すると
青木の腕がするッと
ほどけた。

また急に寒くなる。