生徒会室に着いた僕達はそれぞれやりたいことを始めた

『...あ!今日のモーニング放送僕じゃん!』

モーニング放送とは朝放送する事だ

放送委員に頼めばいいものを、何故か僕達がしている

「そうですよ。あと5分程で時間です。急いだ方が良いのでは?」

『わぁっ!ほんとだ!知ってたなら早く言ってよー!』

「忘れていた琥珀が悪いんです」

『爽の馬鹿ー!』

「うるせぇ、行くならとっとと行け」

『ごめんってばー!行ってきまーす!』

「ぎゃははっ!いってらー!」



『はぁ...なんとか間に合った...つーかだる』

放送室のドアが閉まっていることを確認しつつ愚痴る

ほんとの僕、知られちゃダメだから

『ったく、んで僕がやらなきゃいけねぇの?』

時間間に合ったかな、と時計を見ると...

『うわ、もう時間じゃん』

僕はマイクをオンにして放送を始めた

『おっはよー!今日も一日頑張ろうね!以上!三浦琥珀でしたー!』

そう言ってマイクを切る

『はぁ...疲れた...戻ろ』

僕は笑顔を張り付け、生徒会室...ではなく、別の部屋に向かった