その日から毎晩、私たちは夜の公園に集まった。
たまに、私が抜け出せない日もあったけど、毎日のように雑談を少しして帰る。
そんな夜は私の罪悪感を忘れさせてくれた。

「おい、最近寝不足か?」
あれ…裕太…?

目が覚めると裕太の顔がドアップに視界にうつる。
もう面会時間ってことは、10時過ぎてる…。

たしかに昨日は夜遅くまで会ってたしなぁ…。

「無理すんなよ。」
裕太は私にチョコのお菓子を渡す。
あ、これ、私が好きなやつ!

「裕太も半分食べよー」

「俺はいい…。それより、早く良くなれよ。」
そう言って、裕太は病室から出ていく。