でも、お父さんがその態度なら、私も応えないといけない。

汗を大量にかきながら、短い距離を手すりを使って何度も行き来する。

途中、やめたいとも思ったけど、私はその度にお父さんの笑顔を思い出した。

…本当はバスケがしたいのに、私が全てを奪った。

…だから、私がお父さんのためにバスケを誰よりもうまくならないと…


それから2ヵ月後、私の足は何とか松葉杖で歩くことが出来るようになった。

歩けるなら…走ることもすぐにできるはず…。
私はそんな期待をし、病院を抜け出して夜中にあの公園に向かった。


そして、君に出会った。