私はお父さんが目覚めない中、辛いリハビリをし続けた。

…お父さんは私がバスケをすることを望んでいる…

そう自分に言い聞かせた。
何度も、何度も…何度も何度も…


でも、左足は1ヵ月たっても動くようにはならなかった。

そんな中、お父さんがやっと目を覚ました。
お父さんは右足は完全に動かないと医者に言われた。

私はお父さんに泣きながら謝ったが、お父さんは私を笑って許した。

「鈴が悪いわけじゃない。」

…でも、お父さんは私をかばって事故にあった…もし、私だけなら…、

「いいか、鈴、お父さんは鈴が好きなことができるならそれでいい。」

そんな事言わないで…。
もっと怒って…私のこと殴ってよ…
そっちの方が何よりも気が楽なの…