となりの芝田は、青い。のレビュー一覧
5.0
人との距離感は大人でも難しいものがある。人対人として、心地よい距離感がある。小さな頃からそれなりに人との距離を計って生活をしているものだ。それがやがて社会性、人間関係を形作るものになるから。その中で、友達・親友・恋人と分類されていく。
薙乃が見る柴田と、周りが見る柴田は違う。逆もまた。そのギャップにあてられてしまったり、内面を見るほどに惹かれていったり。
大人とも子供とも違う、中学生だから気付くものが沢山あったなと、このお話を読んで思えました。
柴田くんは過去の経験と地頭の良さから、人との距離の取り方が絶妙で、それは賢さの裏付けにもとれる。加えて、大切にすべきものを間違えない強さ(私は強さは優しさでもあると思う)。更にかわいい彼女には弱く、包容力さえ見せつける。
中学生男子、恐るべし。きっとこの先も良い男になっていくのでしょう。そして傍らに、ひたむきな彼女が寄り添っていくことでしょう。
夜、眠らずにゲームしたり、筆箱や下敷きは
アニメのキャラクターものを使っていてダサいし
誰よりも子供っぽいと思っていた
クラスメイトの芝田。
だけど運動神経は抜群で
意外と女の子からも人気のある芝田。
『どっちの俺が好き?』
そんな芝田は実はみんなを騙している…?
*
芝田、芝田ぁぁ……!と叫びたくなるような
最高にキュンが詰まった作品でした。
作中の会話であったり、男子の様子など
リアリティもあってより作品を楽しめました。
そして何より、芝田と薙乃ちゃんとのやり取りが最高で、甘かったり面白かったり……とにかく最高!!
芝田のミステリアスな雰囲気も好きです。
甘いだけじゃなく、彼が子供っぽい“ワケ”なども見どころです。
ちなみに私はどっちの芝田も大好きです…!
ぜひ、御一読を♡
良い意味で自分が年寄りだと「叩きのめされた」作品です(笑) 私も「シュウ小説」頑張ります!☆
良い意味で自分が年寄りだと「叩きのめされた」作品です(笑)
私も「シュウ小説」頑張ります!☆