「ただいま~」
クレープ屋さんを出て、ナオはちゃんと私を家まで送ってくれた。
今まで知らなかったけど、私たちは結構近所に住んでいたのだ。
「おかえり。優太くん来てくれたから、先に部屋に行ってもらってるよ」
「はーい」
会いたくない日に限って、必ずいる
「優太ー、何か用事?」
「用事がないと来ちゃだめなの?」
「駄目でしょ。彼女、悲しむよ。」
勝手に来て、勝手にくつろいでる。
これももう、いつものあたりまえだった。
けど...
「彼女の手前、こーゆーの、もうやめにしたら?」
嫌でしょ?彼氏が女の子の家にいたりしたら。
それに、私もあんまり会いたくないし...