私はおっきめの皿に

牛乳を入れた。

「これでよし!」

ガシャッ

!?

わ、わわわわわわ・・・わんちゃん!?

「なんで、紫音の家知ってるの!?・・・ついて来たの・・・?」

『わんっ!』

子犬はしっぽをフリフリさせる。

んー・・・どーしょー・・・。

よしっ!決めた!

「わんちゃん、おいで!寒いから、紫音のおうちに入ってもいいよ!」

私はばれないように、わんちゃんを家に運んだ。

「ね、あったかいシャワー、する?からだ、洗わないと汚いよっ!」

『わんっ!』

私は不思議に思った。

私が話をかける度、子犬は、吠える。

まるで、私の言っていることを理解できてるようだった。

「行くよ!!」

『わんっ!わんっ!』

・・・!!!!!!!

ちょ、だめ!わんちゃん、暴れまわっちゃだめー!!!

キャー!!

お母さんに怒られるー!!!

「わんちゃん、だめだよーーー!!」

私は必死に子犬を追いかけ、そしてつかまえた。

「ふぅ~・・・。」

でも・・・。

部屋中は、泥だらけで汚くなった。

「・・・あぁ。紫音、お母さんに・・・怒られっちゃうよぉ~・・・。うわーーん。」

泣き虫の私はしばらく泣き止まなかった。

そして子犬は近づいてきて、私の顔をなめた。

『くぅ~ん・・・。』

わんちゃ・・・ん?

泣いてる・・・?

「も、もう・・・しょうがないよぉ・・・。怒られるしかないの・・・。シャ、シャワー、行こ・・・?」

私も泥だらけになった。

一緒にシャワーすることになった。