翌日―――――
あたしは聖のいる病院の前にいた。
昨日のことは夢なんじゃないかと思い、
目を閉じてゆっくりと昨日のことを振り返った。
『友達になってくれませんか?』
最初に浮かんできたのはその言葉。
そして、聖の笑顔。
嬉しかった。
自分が必要とされている感じがして、
すごく嬉しかった。
もうずっと何年も感じたことの無い、
あったかい気持ちになれたんだ。
あんな気持ちになったのなんて
いつぶりだろう。
そして、今だって。
これから聖と会える事を、
とても楽しみにしている自分がいる。
メニュー
メニュー
この作品の感想を3つまで選択できます。
設定されていません
読み込み中…